本島金柑物語

この季節の大好物といえば「金柑」と胸を張って言える米津です。
金柑の独特な甘味と苦みがやみつきになります。もちろん、種も食べますよ。

今回はそんな「金柑」にまつわるお話を紹介します。

Honjima Stand農園の近くに金柑の木があります。
眩しいぐらい綺麗なオレンジ色をしている実。
いつも通る度に、「おいしそう~、、」と思ってました。
日に日に、実がどんどん増えていく一方
気づけば実は木の下にポコポコと落ちていき、枯れていくのも増えていくようになりました。

これはもったいない。と思い、

先日「もしも、金柑をそのまま放置して捨てるのならください!」
と、地主さんのところへ頼みに行きました。

「大量にあるし、1年に2回も実がなる変わった金柑の木だから採ってもいいよ」
島へ帰ってきて16年になる元気なおばあちゃん。が答えてくれました。

はさみを貸してくれて、積み始めて1分。
80歳になるご主人様が出てきて
「俺はな、40歳の頃からIT系の会社に勤めて60歳までずっと会社勤めだったんよ。パソコンに関することだったら何でもできるよ。」
と声をかけてきて、お話が始まりました。

おじいちゃんの若い頃の話。
コンピューターやITについての話。
島のことについて。
奥様のことについて。

金柑を積みながら話すこと1時間。

最後に
「残りの人生、頑張ります!」
と純粋な笑顔で言って帰られました。

この金柑収穫で得られたものは
5㌔ほどの金柑と
生きる元気。

島はいろんな意味で豊かでのんびりとしているな~と思った1時間でした。

今回金柑は
種を取り、大きな鍋でコトコトと煮詰め、コンポートにしました。

こちらは瓶詰めにし、高松で行われるマルシェにて販売いたします。
そのまま食べてもよし。サラダに入れてもいいですね。

〈日時〉3月14日(土) 10:00~17:00

〈場所〉高松サンポート大広場