やかた船の紹介

こんにちは。米津です。
本島では紫陽花が満開になってきました。6月の風物詩ですね。
紫陽花の色は土の酸度によって変化するみたいなので、
「あぁ~ここは酸性が強いんだな。」とか思いながら花を眺めてます。

今回は本島の宿泊施設の中でも一番オススメな“やかた船”さんについて
ご紹介したいと思っております。

●やかた船とは

伝統的なまち並みが残る“笠島まち並み保存地区”にある宿泊と食事処。

“笠島まち並み保存地区”は香川県で唯一の重要伝統的建造物群保存地区で
北前船で栄えた港町の歴史と文化が残ります。
また宮大工として名をはせた塩飽大工の拠点でもあります。
2019年5月20日、「石の島」の一つとして日本遺産に認定された地区でも一時期有名になりました。


そんな地区の奥に宿を2つ構えている“やかた船”さん。

築140年の古民家は、千石船を模して作られたカーブした土塀が特徴です。
このことがきっかけで「やかた船」という名がつけられたそうです。

昔ながらの座敷でゆっくり過ごすことができ、食事は瀬戸内海の旬の魚料理がいただけます。
また、大きな中庭ではBBQを楽しむこともできます。ちょうど今の時期は紫陽花が満開!

1日1組限定なので贅沢にゆったりと過ごすことができますよ。(ハイシーズンは一部例外があります)

本館では5名様まで(和室3部屋)、別館では10名様まで(和室1部屋、洋室2部屋)ございます。
また、中庭にテントを張って外で寝ることもできるので、学生の方たちは
中庭でBBQをしてそのままテントを張って寝るという使い方をよくしているみたいです。

●料金

▷1泊2食付き
・海鮮料理 10,000円
・BBQセット 8,000円

▷1泊朝食付  5,700円

▷素泊まり  5,000円

●お問合せ

℡:080-3886-9819
MAIL:yakatabune@ml.sw.kansai-bb.jp

※すべて要予約

●本島までのアクセス

・丸亀港(四国・香川県)から

大人 片道 560円/往復1,070円
小人 片道 280円/往復 540円

▷丸亀 牛島 本島
6:10 – 6:45
7:40 – 8:15
10:40 – 11:15
12:10 12:25 12:30
15:30 – 16:05
16:30 – 16:50
16:58 17:03
18:15 – 18:35
20:00 – 20:20

▷本島 牛島 丸亀
6:50 – 7:20
8:30 8:36 8:50
9:40 – 10:10
12:35 – 13:05
14:15 14:21 14:35
16:52 16:57 –
17:10 – 17:40
17:50 – 18:10
19:30 – 19:50

・児島港(本州・岡山)から

大人 片道 650円/往復 1,230円
小人 片道 320円/往復 610円

▷児島  本島
06:25  06:55
09:30  10:00
16:00  16:30
18:30  19:00

▷本島  児島
07:00  07:30
10:05  10:35
16:45  17:15
19:10  19:40

月に2回しか現れない本島絶景スポット ~園の洲~

毎日、瀬戸内海を眺めていても飽きない米津です。ある日は少し、靄がかかって、瀬戸大橋がくすんでいるな~。という日があれば、ある日は空気が澄んでいてくっきりとした海の色で綺麗だな~。という時もあり、日々、瀬戸内海に癒されております。

そんな瀬戸内海に浮かぶ本島で
月に2回、それも約2時間しか現れない絶景スポット“園の洲”について
ご紹介させていただきます。

▼園の洲とは

「園の州(そののす)」と呼ばれる海底地形。

潮差が最大になる大潮の干潮。
干潮の前後約2時間のみ、海面に姿を現す砂浜があります。

塩飽諸島の本島と広島の間に位置し、
広さは南北約二キロ、東西約八百メートルといった大きな洲です。
ここは傾斜が複雑な遠浅の地形のため、
潮が満ち始めるとあっという間に浸水してしまいます。

数十年前までは
知る人ぞ知る、潮干狩りスポットだったそうです。
主にはあさりや赤貝、マテ貝などが獲れ、多い時には
人間で洲が埋め尽くされるほどまでいたそうです。
今は、周辺での海砂採取による生態系の変化、過剰採取が要因で
潮干狩りは行ってないそうです。

園の洲は地元の方には観光スポットとして誇れる存在だそうですが
漁師さんにとっては潮の流れが早いため気をつけないと船が乗り上げてしまう難所でもあったそうです。

▼園の洲という名の由来

約350年前のこと。
本島の福田地区に代官というお偉いさんがおりました。
代官の厳しい年貢の取り立てに困った村人たちは、
3月3日のひな祭りの日に代官を沖の砂浜(園の洲)へ潮干狩に誘い出し
そこで酒宴を開きました。
その後、村人たちは酒に酔って眠った代官を、一人砂浜に置き去りにして船で帰って行きました。
一人残された代官は帰るすべもなく、ついには溺れ死んでしまいました。

その代官には、お園(おその)という一人娘がおり、このことを知ったお園は、
洲の見える岬に駆け登り断崖に突き出ている松の木にすがりつき、
洲を見つめたまま泣き崩れてしまいました。
翌朝、お園の姿は見当たらず、断崖から身を投げたのか松の根元には
草履だけが残されていました。
それから、沖の洲利を「園の洲」と呼ぶようになりました。

悲しい物語が由来となってしまいましたが
これもまた本島の歴史ある物語として
受け継いでいくべきだと感じます。

▼園の洲からみた景色

今回は、園の洲の撮影の為に
本島の漁師さん“大石さん”の漁船に乗船させていただきました!

手を伸ばすと海。船の先頭に立って風を感じるだけで、心のモヤモヤがなくなるような感覚に。海を見ているとぴょんと魚が飛び跳ねるのも見ることができました!(写真に収めることができなくて悔しいですが。。)
個人的には、ここ最近で一番楽しかった体験となりました。

気持がいい潮風を浴びながら、青く透き通った海を眺めること約5分。

海の真ん中に鳥が。

すでに潮が引いていました。
次々とかもめや鵜がたくさん寄ってきます。
鳥たちの餌となる貝や魚がたくさんいるのだとか。。。

たくさんのカモメたち
奥に見える工場地帯は岡山の“水島臨海工場地帯”

夜になるとライトアップされ「夜景100選」にも選ばれている所ですが
園の洲から見るお昼間の水島工場地帯も綺麗だな。と感動しました。

園の洲からみた瀬戸大橋と港町である下津井の町並み

瀬戸大橋をボーっと眺めるのが好きな私は
いつもと違った角度から瀬戸大橋を見れただけでも心打たれました。

今まで園の洲ってそんなに感動するのかな。と思っていた私ですが
笠島の保存地区や塩飽勤番所と並んで、本島に誇れる観光スポットだと実感しました。今後も月に2回しか見れないという希少性の高い絶景スポットとして、広めていきたいと思っております!

本島名産品“本ミル貝” #4 ~オススメレシピ~

こんにちはHonjima stand シェフの岩井です。

前回は”本ミル貝の捌き方”を紹介させて頂いたので
今回は本ミル貝の調理法についてです!

本ミル貝の特徴といえば
1.生はとっても甘味があり貝の旨味がしっかり感じれる

2.加熱すると硬くなる

3.ヒモの部分の柔らかさ

そこで今回は本ミル貝を部位ごとに分けて3つのレシピをご紹介!

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①本ミル貝の身を使った湯引きはりはりサラダ
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材料4人分
・本ミル貝 2つ
・人参 1/2本
・大根 1/4本
・水菜 1束

〈ドレッシング〉
・りんご酢  大さじ1
・白入りゴマ 大さじ1
・マスタード 小さじ1
・塩胡椒   適量
・サラダ油  大さじ4

1.人参大根を6cm幅に切りマッチ棒の太さに切り揃える

2.水菜も6cm幅に切り1の食材と一緒に水に浸しておく

3.本ミル貝を軽く湯に潜らせ、5mm幅に刻む。

4.ドレッシングの材料を全てミキサーにかける

5.野菜にドレッシングを和え、最後に本ミル貝を散らして完成。
《 point 》
湯に潜らせるのは少しの方が半生で甘みを感じれる。

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②本ミル貝の内臓と鯛のあら煮
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材料 4人分        下処理

・本ミルの内臓 2つ    湯引き
・鯛の頭    2つ    湯引き
・ゴボウ    1本    3cmに切り10分水に浸す
・生姜     1つ    皮付きで2mm幅に切る
・酒      120ml
・水      100ml
・みりん    大さじ3
・砂糖     大さじ3
・醤油     大さじ3
仕上げ
・みりん    大さじ1

1.酒と水を煮切り生姜、鯛のあら、ゴボウを入れ落とし蓋をして5分煮る
また、アクが出れば取り除く。

2.砂糖みりんを入れ10分煮る

3.醤油を入れ1/3になるまで煮詰め最後に仕上げのみりんと
本ミル貝の内臓を入れて1煮立ちさせる。

《 point 》
貝の内臓の旨味と鯛の旨味が絶妙においしい! 

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③本ミル貝の紐を使った干しヒモ
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材料

・本ミル貝のヒモ 2つ
・水 500 ml
・塩 30g
・醤油      50cc
・酒       50cc

1.塩水を作り沸騰させる

2.貝ヒモをいれて1煮立ちさせてとりだし、
 醤油、酒とヒモを別鍋にいれ1煮立ちさせる

3.取り出して網やザルで天日干し1〜3日したら完成!

いかがでしたか?
最後の干しヒモは少し味を薄めて熱燗に入れて80度まで温めて作る《ヒモ熱燗》もオススメです!

なんだか最後、僕の呑んべえさもバレてしまいましたが
是非皆様もお試しあれ〜!

本島名産品“本ミル貝” #3 ~さばき方~

こんにちはhonjima stand シェフの岩井です。

突然ですが本島で盛んな『潜り漁』が先日解禁されたことをご存知でしょうか!

そんな『潜り漁』で主にとれるのは “タイラギ貝” “本ミル貝” などなど。

そこで今回は有名な一流料亭くらいしかお目にかからない食材、“本ミル貝”について取り上げたいと思います!!

正直なところ僕も本島で働くまで触ったことも見たこともありませんでした。
そんな僕に地元の漁師さんに捌き方を優しく教えて頂いたのでその捌き方を紹介しようと思います。

〔殻のはずし方〕
1.まず左手に貝、右手に小さめの包丁を持つ。

2.○の部分が少し楕円を描いているのでそれに沿って
包丁を入れ切り込みを入れる。

3.そのまま貝殻にそって包丁を一周入れる。

4.もしこれで外れないなら、貝柱がしっかりついているので貝柱を包丁でこそげ落とす。

5.すると内臓と身に分かれる!!

〔身と内臓の掃除の仕方〕
1.まず内臓の部分を手で引き抜く

2.身の黒い部分(藻)をこそげ落とす。
(包丁、手で剥く色々試してみましたが一番スプーンを使うのがおすすめです!)

3.最後に身の方は包丁で開いて塩水でよく洗う。

以上です!!

水管・貝紐・内臓と3つの部位に分かれます。


下処理が難しそうって思われる方も多いと思いますが案外簡単な作りで、やってみると楽しいですよー! 是非お試し下さい!

本島名産“本ミル貝” #2 ~もぐり漁について~

Honjima Standの米津です。2月になり一段と寒くなってきましたね。
前回の記事では
・なぜHonjima Standが漁師さんを紹介するのか。
・本島の若手漁師さんについて
・本ミル貝について
などを紹介いたしました。

今回は、潜り漁師さんについてご紹介したいと思います。

▼潜り漁師さんについて

潜り漁一家の大石さんを今回はご紹介します

潜り漁ができる期間は、毎年12月~4月の7時半~14時と限られており
期間中でも潮の周期で、9日間漁に出て6日休みのサイクルで繰り返されるそうです。
主に獲れる貝は、本ミル貝(別名ミルクイ)とタイラギ貝、ニシ貝など。

海底10~40メートルに生息し、潜水士の資格を持つ漁師が海深く潜って捕ります。
船上からはエアホースで空気が送られ、長いときは6時間半潜りっぱなし。
潮の流れ、風の強さ、波の高さなどの影響を受けやすい、命懸けの漁です。

かつて40年前は、本島でも30人~40人いた潜水士さんたちも
今は3世帯、4人の潜水士さんのみ。
九州から本島へ出稼ぎで漁に来ている方も昔は多かったが、今は1人だけだそうです。

船には、『親方と呼ばれる船頭』、海に潜って漁をする『潜水士』、潜水士のサポートや上がった貝を選別する『綱持ち』といった3つの役割があり、必ず3人で船に乗り込みます。

漁の日は6時45分には船に行き、7時過ぎに出航。安全のため、毎日必ずぬかりのない準備をする。潜水士と繋がるエアホースや空気を送るコンプレッサー、通信手段である電話の点検など。潜水服の着用は綱持ちが手伝う。専用器具でしっかりと締める場所もあり、少しでも緩んでいると危険を伴うとのこと。

14時には漁を終わらせ、港へ帰ってくると選別や出荷作業が始まります。
漁師の奥さん達が中心となって、大きさごとに貝を選別したり、梱包したりと、市場へ送る作業をされます。その後は豊洲市場を中心に都心の市場へ発送します。

▼もぐり漁師さんから見た本ミル貝の魅力

本ミル貝は100年以上生きる長寿の生き物として知られております。
(↓参考文献)
https://matome.naver.jp/odai/2138957867488956801

出荷している貝は平均6年もの。お茶碗からはみ出るぐらいのサイズ感です。

普段は水深30m付近のミル貝を獲っているが
100mまで潜ってみると、巨大で熟年貝がいるかな。と希望を語ってました。

▼今後の抱負

本ミル貝の歴史は約50年と非常に浅いので、たくさんの方にまずは知っていただきたい。今後は国内だけではなく、アジア圏を中心に世界にも本島の本ミル貝を知ってほしい!そして、本島を本ミル貝の島へと言われるぐらい有名にしたい!と未来への意気込みを語っておりました。

次回はHonjima Standのシェフ、たいちゃんが、本ミル貝のさばき方を綴ります。