瀬戸の花嫁

こんにちは。本島スタンドのクルシマです。今日はとても嬉しくお目出たいお報せです。

6月18日、本島で山寺さんと親しまれている正覚院に、岡山からお嫁さんがいらっしゃいました。伝統あるこのお寺の後を継がれる 若坊さん が結婚されたのは、島の人たち皆にとって本当にうれしいことです。

山寺さんは正式名を「妙智山正覚院観音寺」と言い、聖観音菩薩坐像を本尊とする真言宗醍醐派の大本山です。奈良時代 に高僧行基によって開創された、丸亀市内で寺歴の最も古い寺院で、国指定文化財を多数所蔵しています。また、京都醍醐寺の開祖、真言宗小野流修験道(真言密教の修法のひとつ)の始祖である理源大師聖宝様がお生まれになった場としても知られる由緒ある寺院なのです。

朝、岡山からのチャーター船に、白無垢のお嫁さんと親族の方が乗り合わせて到着されました。花嫁衣裳のお嫁さんが船で島に渡っていらっしゃるのは、1965年以来、実に57年振りのことだそうです。リアル「瀬戸の花嫁」ですね!

島の人たちは港に集まり、きれいな花嫁さんを一目見ようと到着を今か今かと待ちました。そして皆で桟橋に並んで祝福の拍手でお迎えしました。

島での暮らし、ましてや伝統あるお寺の嫁という立場は、時に大変でもあるかと思いますが、島の方たちの助けを借りながら末永くお幸せであることを願ってやみません。

本当におめでとうございます!