Honjima Stand 農園 ~きっかけ~

こんにちは。本島大好きッ子の米津です。例年より暖冬な2020年ですね。島も風が強くなってとても寒いのかと思ったのですが、昼間はコートがなくても歩けるぐらい暖かい日が多いです。

そんな中、Honjima Standでは
本島の泊地区(本島港周辺)にある遊休耕地をお借りして、農園を始めることにいたしました。

▼なぜカフェが農園を始めるのか

始めようとしたきっかけは3つあります。

①安心・安全・安定な食を提供したい。

②本島の遊休耕地を活用したい。

③SDGsに取り組みたい。

1つ目は当たり前だ。と思う方もいるのではないでしょうか。
あたりを見渡せば、今はどこのスーパーでもだいたいのものは揃っております。
ただ、産地は分かっても、どのようにして作られたかは分かりません。
「農薬はどのぐらい使ったのだろう。」
「収穫してどのぐらいたったものなんだとう。」
「防腐剤はどのぐらい入っているのだろう。」
と、考えることはありませんか?

農薬や防腐剤は体に悪影響を及ぼします。
生活習慣病が急激に増加する今の時代だからこそ、農薬や防腐剤を使わない食材を自らの目で確かめて、お客様に安心・安全なものを快く提供していきたいと思っております。

次に2つ目の“本島の遊休耕地を活用したい”ことですが、本島は非常に遊休耕地が多いです。草がぼうぼうで足を踏み入れることができないところも多々あります。
そのうえ、少子高齢化によって、農業をされる方が急激に減少しております。80歳になっても農家をしている方はいますが、「10年後はどうなっているやろな」と心配される方が多いです。
今回手掛ける耕地は、昔、水田であり、お米を作っていたところです。
土も非常に立派で周辺には池があり水も簡単に確保できる耕地。
そんな耕地はまだまだ存在します。

少しずつではありますが、遊休耕地を活用し、ゆくゆくはいろんな遊休耕地で野菜や果物、そしてじゃがいもやさつまいもなどの穀物を作っていければと思っております。

最後に3つ目の“SDGsに取り組みたい”ことですが
皆様はSDGsをご存知でしょうか。
SDGs(持続可能な開発目標)は2015年に国連が発表した国際社会共通の目標です。
例えば「貧困をなくそう」や「海の豊かさを守ろう」など17の目標と169のターゲットが掲げられております。

詳しくはこちらをご参照ください
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

その目標の達成のためには、1人ひとりの市民や民間企業の参加が不可欠です。

(↓SDGs 第2の目標 4番より)
2.4: 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

Honjima Stand 農園プロジェクトでは上記のことをテーマとして考え、何年、何十年と使える持続可能な農業を実施致します。
そうすることで、次世代に繋がることができればと願っております。

次回は、島の方と一緒になってゼロから畑を耕したことについて熱く綴りたいと思います。